社殿と神楽殿が2020年12月に改修されました。かつては海上交通の要衝を見晴らしていましたが、今は海ではなく京急電車が見えます。東海七福神めぐりの起点になっています。
住所 | 東京都品川区北品川3-7-15 |
アクセス | 品川駅(JR東海道線、京浜急行線)から徒歩20分 京急新馬場駅(京浜急行線)から徒歩3分 |
ぶら旅メモ | 天王洲アイルまで海(運河)を観に行くべし |
関連リンク | 品川神社【公式】元准勅祭社・東京十社 |
東海道1番目の宿場の鎮守に参拝
平安時代から続く歴史
埋め立てにより東京湾を見晴らしにくくなった品川ですが、その沖合は過去から今に至るまで海上交通の要衝です。品川神社は海上交通とともに歴史を重ねてきました。
江戸時代、品川宿は東海道の第一宿となりその鎮守ともなりました。
平安時代末期の文治3年(1187年)に、源頼朝公が安房国の洲崎明神(現・千葉県館山市鎮座洲崎神社)の天比理乃咩命を当地にお迎えして海上交通安全と祈願成就を祈られたのを創始とします。
御祭神・御由緒|品川神社
ひっそりとした境内。海側には京急電車が見えます
東海道品川宿の通りは第一京浜道路として東京横浜間の大動脈になっています。
品川神社は、第一京浜に面しつつも、階段を上った高台にあるため神社らしい閑静な雰囲気が保たれています。
最近まで行っていた改修工事が終わり、輝きを増した拝殿に落ち着いて参拝できます。
境内には特段の休憩スポットはありませんが、少しだけ広さがあってしばし佇めます。
境内入口から海側を向くと、東京湾ではなく高架を走る京急電車が見れます。
次々にやってくる京急を地味だなぁとか思いつつ眺めてしばしまったりできます。
東京十社と東海七福神
品川神社は東京十社の一つであるとともに東海七福神の起点になっています。
公式サイトに東京十社・東海七福神ぞれぞれのごく簡単な解説があります。
東京十社
発端は大政奉還・王政復古に遡りますが、要点だけ言うと1975年に東京民が観光がてら念願を祈願できるよう皇居を取り囲む10の神社を神社関係者が定めたものです。
各神社の個別記事があるのでよろしければのぞいてみてください。
東海七福神
マイナーな話ですが、東海七福神とは品川宿沿道の七福神をまつる社寺について、1932年の品川の東京編入をきっかけに初詣ルートとして定めたものです。
公式サイトのおめぐり図をみて巡ってみてください。
アクセスは品川駅か京急新馬場駅から
品川駅から徒歩20分
京急品川駅から各停で2駅先の新馬場駅が最寄駅です。新馬場駅を降りて第一京浜を渡ると神社入口の階段があります。
品川駅から歩くと20分程かかりますが、途中、東海道線をまたぐ陸橋を渡ったり京急の踏切が横に見えたり、歩いて楽しいルートなので品川駅から歩きがおすすめです。
品川駅の高輪口を出て第一京浜を南下してください。
寄り道は海に向かうか都心に向かうか
海に向かい天王洲アイルへ
天王洲アイルは東京モノレールの途中駅で名前は聞くけど降りる機会はなかなかないと思いますが、ついでにぶら旅してはいかがでしょうか。
品川神社入口の信号を渡り新馬場駅へ向かわずにそのまま直進すると天王洲運河に出ます。
天王洲運河を渡れば天王洲アイルです。天王洲アイルはオフィスと公園がある小島の総称です。
のんびり水辺の景観を眺めたり佇んだりする位しかやることはないですが、そういうぶら旅もたまにはいいでしょう。
写真付きの紹介記事として「天王洲アイル」のおすすめ散策スポットLINEトラベルをおすすめします。各公園について詳しく載っています。
都心に向かい芝大神宮へ
東京十社のうち皇居の南側は品川神社と芝大神宮の2社になります。
品川神社参拝のついでに芝大神宮にもお参りしてはいかがでしょうか。
歩くのはキツいので(1時間以上かかる)、品川駅に戻り山手線で浜松町駅で降りて徒歩12分で芝大神宮です。
歩いていると立派な門構えや建物が目に入りますがそれは増上寺の門と寺院です。
芝大神宮は増上寺の門の手前のちょっと北側にあります。
境内は狭くあっという間に参拝が済んでしまうので、もの足りない場合は増上寺や東京タワーに足を延ばしてください。
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