土地を有効活用し人を集積する大都市東京では神社の形も様々です。久留米水天宮の東京分社は最新設計のオフィスビル2階オープンスペースに鎮座しています。
住所 | 東京都中央区日本橋蛎殻(かきがら)町2-4-1 |
アクセス | 水天宮前駅(東京メトロ半蔵門線)徒歩1分 人形町駅(都営浅草線)徒歩10分 |
ぶら旅メモ | 人形町をブラブラしたり箱崎JCのT-CATをのぞいたり |
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古くて新しい社殿に参拝
最新技術の社殿
現在の境内と社殿は平成28年(2016年)に建て替えられたものです。
公式サイトに境内について書かれています。
大神様の御神威の益々の発揚を願い、新たな光へと導かれる白木を基調とした神社建築様式を取り入れております。また代々受け継がれている伝統文化の錺金具や彫刻等も施しております。免震構造など最新技術を用い、古きよきものと新しきものを取り入れた、時代に即した社殿です。
水天宮|境内のご案内
何やら難しいことが書かれていますが気になるのは免震構造ですね。
境内はビル2階の屋外部分にありますが、ビル自体が免震装置の上にあるので地震が来ても力が吸収されて損壊しません。
ビルの2階なので防犯もバッチリでさすが東京、進歩しています。
大都会に融合する社殿
境内の入口は1カ所、ビルを貫いて境内に上がる階段があります。
境内に上ると一面コンクリートの境内、新しく美しい社殿、横には前面総ガラス張りの社務所があります。
個性ある神社を観たい方は必見です。
ただし、ビルなので夜は出入口が閉鎖されます。開門は7時から18時まで。
広さはないので参拝して隅々まで観て30分という感じです。
境内は新しくとも歴史は古い
江戸時代の元和6年(1620年)、有馬家が福岡県久留米に拝領した際、既に祀られていた水天宮に広大な土地を寄進して新たな社殿を造りました。それが水天宮の総本宮になりました。
東京の水天宮は文政元年(1818年)に芝赤羽橋の有馬藩邸に分霊を勧進したもので、明治4年(1871年)に現在地に移転しています。
安産や子授けの御利益があります。
アクセス情報
東京メトロ水天宮前駅の真上です
神社にたどり着くには普通は林や鳥居を探して歩きますが、この神社は大通りに連なるビルの2階辺りに注目して探すことになります。
とか言っても、水天宮前駅の真上だから探すまでもないですが。
付近はオフィス街なので飲食やお土産の調達は大通りを北上した隣の人形町がおすすめ。南下と東京シティエアターミナルがありその中に飲食店があります。
寄り道情報
東京シティエアターミナル
空の旅の通過点となる施設です。
徒歩数分の箱崎ジャンクションの下に東京シティエアターミナル(T-CAT)があります。
T-CATにはバス乗り場と飲食店があり、羽田空港と成田空港へのリムジンバスが運行されています。
空港からT-CATにバスで来れば水天宮にすぐに参拝できます。東京観光を水天宮から始めるのは余りにマニアックですが。
隅田川を渡り東京スカイツリーを眺めてから富岡八幡宮へ
箱崎ジャンクションを通り抜けると隅田川に出ます。
両岸には散歩やジョギングしている人がたくさんいて、その向こうに東京スカイツリーが見えます。
整備された河川敷テラスでくつろぐ人々とその向こうの橋とツリー。しばし佇むと心地よい感じになれます。
橋を渡り歩いて行くと富岡八幡宮があります。
水天宮と真逆で古くからのたたずまいを守っています。水天宮から富岡八幡宮へは徒歩30分です。
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