日本の政の中心地に寄り添う近代的な神社です。裏手には首相官邸や国会議事堂。正面には赤坂サカス。厳かな国会議事堂や国会図書館に行くか、街の賑わいを求めるか、どちらもすぐです。
住所 | 東京都千代田区永田町2-10-5 |
アクセス | 赤坂駅(東京メトロ千代田線)徒歩3分 溜池山王駅(東京メトロ銀座線、南北線)徒歩3分 |
ぶら旅メモ | 都会のコンクリートの世界の神社を観てみよう 赤坂サカスまで徒歩10分 |
関連リンク | ご祈願・お参りは東京・赤坂にある日枝神社 |
鳥居を抜けて丘を上り参拝
ご由緒はスパッと書きづらい
いついつ誰によって建立されたと簡潔に書きづらく、この地の覇者とともに歴史を積み重ねて今の姿に至っています。
日枝神社の歴史は鎌倉初期、秩父重継が江戸貫主を名乗り居館に山王社を勧請したことに始まる。文明年間には太田道灌が江戸城築城にあたり川越山王社を再勧請し、更に徳川家康入府以降、城内鎮守の神、将軍家の産土神と崇められ、紅葉山から麹町を経て萬治二年当地に移遷された。
日枝神社奉賛青年会の案内看板より
背後に高層ビルを従える境内は夜は閉門
境内は国会議事堂にほど近い小さな丘の上に人目を避けるように構えています。街の喧騒から隔離されつつも周囲の開けた空には東京中心部の高層ビルが溶け込み、現代的な落ち着きがあります。
ご利益は縁結びから商売繁盛まで幅広いですが、多くの大企業の安全祈願を担っていて、防災お守りがあります。
境内の開放時間は朝6時から夕方5時までです。日中の仕事を終えてから駆けつけると虚しく門に行く手を阻まれます。
3つの異なる風景に佇む鳥居
境内に至る鳥居は3か所ありますが、それぞれ風情が違います。
この記事のアイキャッチ画像は溜池山王駅から歩いてたどり着く外堀通りに面した山王鳥居です。コンクリートの広々した階段とエスカレータで境内に繋がっています。
山王鳥居の北にある赤坂見附側の鳥居は左右をオフィスビルに囲まれています。
もう一つは国会議員会館側にある鎮守の木々を従えた鳥居で拝殿に真っ直ぐ繋がるのはこの鳥居です。
緑がある御朱印
コロナの影響で御朱印が書き置きになっていましたが、緊急事態宣言が明けてから御朱印所も8時から夕方16時に開くようになりました。
まん防が設定されてこの先どうなるか読めませんが2021年4月の今なら少しカラフルな御朱印をいただけます。初穂料は500円です。
東京メトロでアクセス
東京メトロの駅はあるけどJRの駅からは遠い
最寄駅は溜池山王駅ですが地下鉄駅は付近にいくつもあります。お好きな東京メトロの駅から徒歩でどうぞ。
JRの最寄駅は四谷駅か新橋駅ですがいずれも徒歩で裕に30分はかかります。おとなしく東京メトロに乗り換えて向かましょう。
買い出しは周りのコンビニでできますがスーパーなどはありません。徒歩10分の赤坂サカスにショッピングとレストランのエリアがあります。赤坂サカスには広場もあります。
国政の場に寄り道したり東京十社の仲間にお参りしたり
首相官邸、国会議事堂、国会図書館
国会議事堂に向かうことをおススメします。国会議事堂の隣には国会図書館もあります。
ただ、国会議事堂は土日祝日は見学できず国会図書館は日曜祝日は休館です。また、コロナによる入館制限もそれぞれあるので訪問前にホームページで最新状況を確認してください。
首相官邸の外壁沿いを歩いたりもできます。
その辺を観光して国会議事堂前駅や虎の門駅から地下鉄に乗って帰路につくとプチ旅の満足感が得られるでしょう。
東京十社をめぐる
皇居を取り囲む歴史と格調ある10の神社を巡ることを東京十社巡りと言います。都心中心部では日枝神社とご近所の赤坂氷川神社が名を連ねています。
ご近所で東京十社仲間の赤坂氷川神社
神社の西方向(赤坂駅方面)に赤坂氷川神社があります。徒歩15分です。境内は古からの静かで心落ち着く風情があります。都会の雰囲気に疲れたらそちらも訪問して心をくつろがせましょう。
コメント