西堀ローサとNEXT21（新潟県新潟市）新潟都市遺産

新潟市がブイブイ言わせていた頃に繁栄した地下街西堀ローサとファッションビルNEXT21は繁華街古町の隣の西堀通にあります。地下街と商業ビルは都市の華ということで紹介します。

西堀にある新潟市の（過去の）繁栄の証

西堀ローサは新潟市の歴史ある地下街

新潟の地下街といえば西堀ローサ。

新潟駅のところにあるアレかなと思った方が居るかもしれませんがアレは単なる駅ビルの地下商業スペースで、ついでに言うと駅舎高架化工事に伴って現在は閉鎖されています。

西堀ローサは新潟駅から離れた市街地の中心にあります。

新潟駅から路線バスに乗り10分で繁華街古町に到着しますが、その隣の西堀通の地下に広がっています。開業は昭和51年（1976）と古く、バブルの頃までは新潟市のメジャーなおしゃれスポットでした。

で、今はというと．．．市民からすっかり忘れ去られています。

現在何があるかというと中央のスペースは古町バス停の待合い場所になっています。地下なので風雨をしのげて各方面へのバス発着時間の電光掲示板もあるのでバス待ちに便利です。

しかし、わざわざ地下街に潜ってバスを待つ人はほとんどいないので閑散としています。う～む、商業施設として非常に苦しい状況です。

艶やかに装飾された壁面と落ち着いた床タイルの融合は良い雰囲気なんですが．．．

バス待ち以外に喫茶と飲食店もあるので古町街歩き後の休憩＆食事ポイントにもなります。

他はファッション関係のお店が多く、中古レコード店なんてのもあります。お店のリストは西堀ローサ公式ホームページでチェックを。ホームページの造りがものすごく古いところが歴史を感じさせます。

ターミナル駅に接続していない上に人出がロードサイドに移行して市街地中心部は衰退中という二重のハンデに苦しむ西堀ローサですが、街に地下街があるってやっぱり誇らしいことなのでなんとか粘ってほしい。

ラフォーレ原宿があった大型商業ビルNEXT21

開業は平成5年（1993年）。当時はデパート以外の大型商業ビルは珍しくメインテナントとしてラフォーレ原宿が入ることになり、ラフォーレ原宿が何かは分からなかったけど新潟市民として盛り上がった記憶があります。

個人の感想ですがてっぺんが尖っていてかっこいいと感動したりしました。そういうオシャレっぽいビルって新潟になかったから。

ラフォーレ原宿は施設の経年劣化と市街地中心部の衰退を受けて2016年に撤退し、今は穴埋め的に新潟市の中央区役所が入居しています。

現在は５階までが中央区役所、6階から15階まではオフィスフロア、16階から19階がレストランフロアになっています。19階には展望台もあります。

NEXT21の展望台は入場無料で開放時間は8:30～23:30となっています。

新潟駅から歩くと30分。路線バスなら10分

新潟駅の万代口から徒歩かバスで

古町の隣の西堀通にあるのでアクセス方法は古町ドカベンロードと同じです。

新潟駅で万代口側に出てください。見渡すと路線バスが溜まっている場所が見えます。そこがバスターミナルで古町を経由するバスがひっきりなしに出発しています。バスの行き先表示をみて途中に古町と表示があるバスに乗れば10分程で古町に到着します。古町バス停から西堀通はすぐです。

歩く場合は万代口正面の太い通りを道なりに歩いて、萬代橋を渡って更に歩くと古町＆西堀通に到着します。少し距離はありますが晴れの日は徒歩をおすすめします。信濃川に架かる萬代橋を歩いて渡るのは心地良いですよ。

有料駐車場を付設

NEXT21は地下に駐車場があります。60台収容で30分200円です（最大24時間で800円）。24時間利用可能です。

西堀ローサも隣接して地下駐車場があります。100台ほど駐車できて30分180円です。深夜2:00～7:00までは入出庫ができません。

寄り道情報

古町と萬代橋

すぐ隣の古町に行ってドカベンの銅像を見て、信濃川まで歩いて萬代橋も見れば新潟の中心部分をほぼ制覇したといえます。更に白山神社の参拝までやればもうあなたは立派な新潟市民です。

他の展望台にも上ろう

新潟市4大展望台といえば新潟県庁、朱鷺メッセ、新潟日報メディアシップ、NEXT21になります。

メディアシップは萬代橋の反対側で西堀通から徒歩15分で行けます。朱鷺メッセはメディアシップから更に15分ほど歩きます。

新潟県庁は西堀通から歩くには遠いので路線バスでの移動がおすすめです。古町バス停で鳥屋野線と言われるS2系統（S20、S21、S23）に乗って15分程です。バス側面に表示される経由地の中に「県庁前」とあるバスに乗れば良いのですが休日は1時間に2本ほどしかないので、NAVITIMEなりで時間を調べておくことをおすすめします。