「Angel Beats!」気付けば金沢にある死後の世界

エンジェルビーツのコラボビジュアル癒しアニメと聖地

ふいに目覚める高校生音無結弦。そこは死後の世界。音無はカチューシャリボンの美少女ゆりっぺが率いる死んだ世界戦線に加わり天使と戦う。

死ぬことのない世界で当てもなく戦う彼ら。辿り着く先は一体どこなのか。

2010年4月放送 全13話×30分
P.A.WORKS制作

死んで生きる意味を考える物語

戦っても何も変わらない彼らだがそれでも戦う

人間は死んだらもう死ぬことはありません。死んでいますから。例え、ぺっしゃんこになっても直に復活します。

そんな死後の世界に自覚もなく連れてこられた主人公の音無。彼は何故死んだのか思い出せません。そこは見たこともない校舎でした。

そこに現れて何者かに武器をぶっ放すゆり。音無と同じく高校生くらいの見た目の彼女。

何者かとの戦いの後、ゆりに導かれて音無の学園生活が始まります。普通に校舎で授業を受け学食で昼飯を食べ、そして生徒会室へ。そこには学友が集まっています。

この学校は何?

音無が不思議に思う中、ゆりっぺは言います。「入隊してくれない?」

死後の世界で学園に通う彼ら彼女ら。自らの意味不明な境遇に反抗して、この世界のまとめ役らしき生徒会長の通称「天使」に戦いを挑む「死んだ世界戦線」。ゆりっぺは戦線のリーダーとして音無を仲間に誘うのでした。

天使はエンジェル

天使も同じ学園に通う女学生です。

小柄で無口な彼女を様々な方法で攻撃する死んだ世界戦線。しかし彼女は完全無欠の不死身でした。天使ですから。

戦っても誰も死ぬことのない言うなれば他愛のない戯れを永遠に繰り返すだけの学園の日々。

しかしそんな日々を過ごしながらも少しずつ彼ら彼女らは悩み考えます。自分が生きていた時のこと。これからどうするのか。

それを見つめる天使。

死んでしまった彼らに訪れる最後

何をすべきか何のために今があるのか、そんな想いなど気にも止めず停滞するだけの世界。だけど流れる時の中でそれとは気付かずとも気付いた時、彼ら彼女らの次のステージが開かれます。

そのことを知ったユリと仲間達。一人一人それぞれの想いを胸に旅立っていきます。

しかし音無には心に引っ掛かるものが。

無口な天使、自身について語らない彼女に感じる繋がり。

この作品は麻枝准さんのアニメ脚本デビュー作になります。麻枝アニメ特有の虚脱感と救い、ぜひ最後まで観てください。

金沢旅行のついでに聖地巡礼

音無たちが生活する広く機能的な学園は金沢大学のキャンパスをモデルにしています。

アニメに出てくる校舎に繋がる立派な橋も本当にあるらしく、金沢旅行のついでに訪問してみてはいかがでしょうか。ただし、金沢駅からキャンパスまで遠く路線バスで向かうことになります。

最終話の最後の場面は渋谷109のそば。ただこちらは普通の都会の風景なので巡礼って感じにはなりません。

2000年代チックな公式サイト

メニュー充実

ニュース、イントロ、ストーリー、キャラクター&キャスト、ムービー、そんなレギュラーメニューに加えて、リレーコラム、スペシャル漫画、開発日記まで公式サイトは古き良きごった煮テイストに溢れています。

ムービーページはPVてんこ盛りで、一番のおすすめはプロモーションビデオ第8弾ですがFLASHムービーなのでURLを貼るのは止めて、Blu-ray BOXのCMの方を紹介しておきます。それで気に入りそうだったらプロモーションビデオの方も観てくださいな。

ここにもあった応援バナー

最近見掛けない応援バナー、同じく麻枝さんとP.A.Worksのコンビによるアニメ「Charlotte(シャーロット)」の公式サイトにもありましたが、Angel Beats!(エンジェルビーツ)の公式サイトにもあります。Angel Beats!の応援バナーはこちら

死後の世界の少女戦士と天使(キャスト情報)

仲村ゆり(CV.櫻井浩美)ゆりっぺ。戦線の隊長
岩沢雅美(CV.沢城みゆき)ガールズバンドGirls Dead Monster(ガルデモ)リーダー
ユイ(CV.喜多村英梨)ガルデモのファンからメンバーへ
通称「天使」(CV.花澤香菜)神から送りこまれた?

アニメオリジナルでコミカライズ展開あり

エンジェルビーツのコミカライズ

オリジナルなアニメですがマンガ版が電撃G’sコミックから全11巻で発行されています。

4コマ漫画版や小説版も出ていて嵌まるといろいろ収集できます。

ただいずれも10年以上前のものになるので探すのは結構大変です。

アニメ2期の可能性

Angel Beats!自体の2期はありませんが、麻枝准さん脚本による「Charlotte」、「神様になった日」の2本のアニメ作品が製作されています。

Charlotteは個別の記事があります。関心がありましたら「Charlotte(シャーロット)」国立市で超能力のある青春をどうぞ。

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