隅田川そばに鎮座する第六天榊神社はヤマトタケルとか第六天とか何やらカッコイイ。中二病だった人なら訪問して参拝するのもありです。東京下町八福神の一角も占めているので東京下町の人は参拝せざるを得ません。そんな第六天神宮こと第六天榊神社を紹介します。
ちなみに至って普通の小さな神社です。
住所 | 東京都台東区蔵前1-4-3 |
アクセス | 蔵前駅(都営地下鉄浅草線)から徒歩5分 浅草橋駅(JR総武線)から徒歩7分 |
ぶら旅メモ | 隅田川の対岸は両国、国技館とか |
関連リンク | 榊神社 東京神社庁公式サイト |
創建は西暦110年
御由緒がかっこいい
神社自身の公式サイトはありません。公式ツイッターならあります。御由緒は東京神社庁公式サイトで語られています。
景行天皇の御宇四十年(110)日本武尊が、勅命により東国の鎮定に下向の折この地に国土創成の祖神である皇祖二柱の神を鎮祭し、自ら奉持した白銅の宝鏡を納め国家鎮護の神宮とした。古来より「第六天神宮」と称され公武衆庶の崇敬を受けてきた。
榊神社(第六天榊神社) 東京神社庁公式サイト
日本武尊すなわちヤマトタケルが創建に関わっています。
御宇四十年って西暦110年だそうですが、その時、日本はどんな社会だったのだろうか。水辺にぽつりぽつりと集落があった感じか...
そこにやってくるヤマトタケル。東国を平定すべく遠征してきて宝鏡を納めたとか。集落の人は家来を率いて現れたヤマトタケルをみてどう思ったのか。すごいカリスマ性が漂っていたのだろうか。
いろいろ想像するとおもしろくてかっこいいです。
名前がかっこいい
第六天とくれば魔王、それは織田信長の二つ名にもなっています。第六天と魔王、中二病的に実にかっこいい響きです。
インターネット上には第六天魔王と紐付けて第六天榊神社の由来を紹介しているサイトがあります。
しかし、何故か公式ツイッターも東京神社庁サイトも由来について沈黙しています。
一方、御朱印には「総本宮 第六天」の文字がしっかり入ります。
何やら怪しくて中二病的なかっこよさがあります。
境内はごく普通
縦横30m位の広さの境内に近代建築の社殿があります。
鳥居で礼をして参拝して鳥居を出て礼をするまで大体10分位です。
特に観るところもなく休日でも人はチラホラいるだけです。
名前とか御由緒とかかっこいいけど造りはごくごく普通の街中にある神社です。
東京下町八福神は2回に分けて回るのが吉
2つに分けて参拝するのがおすすめ
普通の神社ってことで地元の方以外は参拝する用はなさそうですが、第六天榊神社は東京下町八福神の南北の真ん中に位置しています。
東京下町八福神は大きく2つのブロックに別れます。
1つは上野から浅草の周辺に下谷神社、小野照崎神社、鷲神社、今戸神社。もう1つは人形町から月島にかけて小網神社、水天宮、佃島住吉神社があります。
両者の真ん中の蔵前にある第六天榊神社。どちらからも離れていて実はちょっと訪問するのが面倒な位置にあります。
東京下町八福神を1日で全て参拝するのは慌ただしくて疲れます。浅草側と人形町側を分けて回るとそれぞれで観光する余裕もできて楽しめます。
その場合、第六天榊神社は浅草側のスタートにすると効率的です。参拝後、北に向かって浅草の繁華街を通り抜けて今戸神社に辿り着き、次に上野方面に向かって3つの神社を回る場合、第六天榊神社から最後の下谷神社まで約6kmの徒歩ルートになります。
もう一方は水天宮からスタートして小網神社を経て佃島神社まで約3kmです。
下町の住民でなくとも東京下町観光を兼ねて八福神を回ってみてはいかがでしょうか。
都営地下鉄かJRの駅から徒歩でアクセス
最寄駅から徒歩で
徒歩5分の蔵前駅は都営地下鉄浅草線で京成と京急に直通運転されているので東京の東側や南側から辿り着くのに便利です。
もう一つの最寄駅である浅草橋駅はJR総武線で秋葉原駅の隣にあります。東京の西側から向かうのに便利ですが快速通過駅なので近くで各停に乗り換えてください。
境内にも周辺にもこれといった駐車場はありません。
寄り道情報
ついでに浅草観光
東京下町八福神の北ブロックは浅草を取り囲むようにあります。
第六天榊神社を出発して今戸神社に向かう途中、河岸から少し内側に入ると浅草寺のある浅草の中心街があります。
浅草のメジャースポットはそこかしこの真っ当な旅行サイトにたくさん情報があるので省きますが、当サイトには浅草ハレテラスというマイナー休憩スポットの記事があります。関心がありましたら「浅草ハレテラス(東京都台東区)東武浅草駅屋上の休憩スポット」へどうぞ。
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