江戸下町の庶民が参拝する神社です。きらびやかな境内では11月酉の日に24時間通しの例祭が執り行われます。
住所 | 東京都台東区千束3-18-7 |
アクセス | 入谷駅(東京メトロ日比谷線)から徒歩10分 浅草駅(つくばエクスプレス)から徒歩10分 |
ぶら旅メモ | ついでに浅草めぐりでも |
関連リンク | 浅草 鷲神社公式ホームページ – 「酉の市」起源発祥 |
一番太鼓で始まる酉の市で参拝
鷲神社(おおとりじんじゃ)は酉の市発祥の地
各地の神社に参拝しているとココは何々の発祥の地といった看板が立っていることがありますが、ここ浅草の鷲神社は「酉の市」の発祥を名乗っています。
参拝に行くと正面の看板にデカデカと猛アピールしています。
神社に伝わる記録によると江戸時代の宝暦・明和(1750~60年)の頃には既に酉の市(昔は酉の祭と呼んでいたとか)が執り行われていたとのこと。
更に起源を辿ると日本武尊が東征の折に戦勝祈願と戦勝後のお礼参りに訪れており、そのお礼参りが酉の日だったのでその日に例祭が行われ酉の市に発展したという話。
そんな酉の市は午前零時の一番太鼓の合図で始まり翌零時まで24時間ぶっ通しで行われます。
コロナの影響で2021年は規模が縮小されますが、今まで戦時中も含めて中止になったことがなく今後も下町庶民のイベントとして続けられることでしょう。
神社自身の御由緒は曖昧
神社公式サイトは酉の市の話をこれでもかとばかりに書き連ねていますが、肝心の神社の創建時期などは書かれていません。
どうもその辺は曖昧らしいです。
とはいえ御祭神は天日鷲命とされ開運、殖産、商売繁盛の御利益があります。先の日本武尊も御祭神として祀られています。
まぁ御由緒がちょっと曖昧なのも庶民の神社っぽくていいと思います。
神楽殿と社殿を結ぶ渡殿
参拝者用駐車場が結構な広さで横にあるので境内はコンパクトです。鳥居から真っ直ぐ歩いてすぐに拝殿です。
少し特徴的なのは正面の拝殿と側面の神楽殿が渡殿で繋がっていることで、渡殿の下は格好の休憩スペースでおみくじを読んだり飲み物を飲んだり一休みできます。
地下鉄駅から徒歩でアクセス
入谷駅と浅草駅が最寄駅でどちらからでも徒歩10分かからずに境内に到着します。
浅草駅は東武や都営地下鉄ではなく、つくばエクスプレスの浅草駅です。東武や都営地下鉄の浅草駅からだと10分程余計に歩くことになります。
参拝者用の駐車場がありますが参拝者が多いので基本的に地下鉄でのアクセスをおすすめします。
寄り道情報
浅草めぐり
単発で訪問するほどのすごさはないので浅草寺や花やしきに絡めて観光って感じになると思います。鷲神社から花やしきまでは1kmで徒歩15分です。花やしきから浅草寺は徒歩数分です。
吉原と台東病院がすぐ裏
吉原がすぐ近くですが吉原は用がある時だけ行きましょう。昼間は人通りのない無機質な街並なのでぶらぶらしてもつまらないですよ。
とは言いつつ、浅草名所七福神めぐりとして吉原神社に行くのはありです。
神社裏手の台東病院(吉原神社の隣り)には台東区循環バス「めぐりん」のバス停があります。
「北めぐりん(浅草周り)」に乗れば浅草寺や隅田川土手までバスで移動できます。15分間隔で運行していて料金は100円ポッキリです。Suicaも使えます。
「北めぐりん(根岸周り)」や「南めぐりん」に乗るとJR鶯谷駅やJR上野駅に出ることができます。
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