関東内陸部の標高110mに位置するためモーターが微妙に回らないという全国でここだけの特徴があります。更に冬から春には空っ風(赤城おろし)が追い風となってレースを左右します。
そんなクセがあってオールナイター開催のボートレース桐生こと桐生競艇場を紹介します。
住所 | 群馬県みどり市笠懸町阿左美2887 |
アクセス | 阿佐美駅(東武桐生線)より徒歩15分。無料バスあり 岩宿駅(JR両毛線)より 徒歩15分。無料バスあり 無料駐車場は多数あって混まないので車での遠征が便利 |
旅打ちメモ | 関東奥地で電車でのんびり行くのは風情あり ナイターなので帰りの電車の時刻は事前に確認を |
関連リンク | BOAT RACE 桐生 Official Site |
観覧環境の整備に力を入れている競艇場
多彩な特別観覧席
2005年オープンの南ウイングの2階には様々な特観席が用意されています。
出来た頃は感動するくらいキレイで先進的でしたが他が追いついてきた今は普通な感じになってきました。でも快適な観覧ができるように今でも整備が行き届いています。
様々な特観席といっても一人の旅打ちで選択肢になるのはファーストシート(2000~3000円)とシングルシート(1500円)です。ファーストシートは各席にPISシステムが設置され座ったまま投票できます。シングルシートは標準形の2人で1つの机を使うタイプです。
せっかくだからPISで在席投票にいそしむことをおすすめしますが、そのためにはキャッシュレスで投票するためのDKカードを手に入れる必要があります。DKカードは案内所で身分証を見せればその場でもらえます。お金はかかりません(入会金年会費無料)
余計な知識ですがDKはマスコットであるドラキリュウの略です。
攻略法も様々
冒頭に書いた「標高が高くモーターの回りがやや悪い」、「冬から春に追い風」は1コースの逃げに響きます。
モーターの回りの悪さはインのスロースタート勢にとってマイナスで、強い追い風は特に第1コースのレーサーを惑わします。風が吹いてるなと思ったら1枠を1着から外して狙うと幸運をつかめるかもです。
あとは淡水、ピットから第2ターンマークが遠いといった特徴もあります。
そんな独特の特徴がある桐生は必然的にホームアドバンテージが大きく地元選手に狙いを付けるのもありです。
ファンサービスとグルメ
運営側はレース中に観客席の照明を落とすサービスを大プッシュしています。
言葉で表現するとチープですが、暗くなった観客席から観るスポットライトの当たる水面を疾走するボートはちょっと幻想的で美しい。
グルメについては公式サイトに情報があります。
特観席からはダイニング雷神が近く桐生名物ひも川セット(変わった麺とカツ)がおすすめです。
アクセスは最寄駅から徒歩又は無料バス
最寄駅はマイナー路線の阿佐美駅又は岩宿駅
東京からJRで移動するなら高崎駅に出て両毛線で岩宿駅まで行きます。高崎駅から岩宿駅までは各停で45分。岩宿駅からは無料バスがありますが歩いても15分で着きます。
東武浅草駅か北千住駅から東武特急でもアクセスできます。東武特急に1時間45分乗って新桐生駅で乗り換え、隣りの阿佐美駅が最寄駅になります。阿佐美駅からも無料バスがありますが歩いても15分です。
東京から電車で行くと到着する頃には小旅行した気分になります。ナイター開催なので朝普通に起きて出発しても間にあいますが、帰りは遅くなるので復路の電車の時間は事前にリサーチを。
田舎で便利なのはやっぱり車
車なら帰りの時間を心配せずにすみます。
正直田舎なので無料駐車場は競艇場周辺に十分にあります。特に混雑もしないので車があるならば車での遠征をおすすめします。
朝東京を出発して舟券勝負して夜中に帰り道を走っていると無駄に一日を過ごした独特の充実感に浸れますよ。
買い出しはコンビニ。帰り道は山田うどんへ
最寄駅の周りにも競艇場付近にもこれといったショッピングスポットはありません。買い出しは目に付いたコンビニでどうぞ。最寄駅と競艇場の間にセブン、ローソン、デイリーヤマザキがあります。
車での遠征では道中でやじろべいマークの山田うどんというお店を見掛けると思います。
山田うどん、微妙にファミレステイストでファーストフードちっくで埼玉・群馬のロードサイドに多く出店しています。値段も味も微妙で未経験であればぜひ話のネタに入ってみてください。
寄り道情報
正田醤油スタジアム群馬こと敷島陸上競技場
前橋市にあるザスパクサツ群馬のホームグラウンドです。競艇場から車で1時間の距離です。
電車の場合は岩宿駅から前橋駅まで移動して、試合日ならば前橋駅からシャトルバスが出ます。
乗車時間は電車が30分でバスが15分程度です。
正田醤油スタジアム群馬の観戦情報は別記事にまとめています。
ヤマダグリーンドーム前橋
正田醤油スタジアムから2km程離れたところにある競輪場です。ネーミングライツの「ヤマダ」は山田うどんではなくヤマダ電気です。
ドームで快適に車券勝負できます。
一日で桐生競艇場とはしごするなら、朝から昼にドームで勝負、午後から夜に競艇場という旅打ちプランになります。軍資金は一杯用意しましょう。競輪はなかなか当たらんし。
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