赤羽のかなりマニアックな公園の話。赤羽駅の西に線路跡に沿って延びる公園があり、その先には自然な植物環境の維持を目指す公園があります。
赤羽緑道公園 | 赤羽自然観察公園 | |
---|---|---|
開園時間 | 常時 | 4月~ 9月:8時から18時 10月~3月:8時から16時半 門扉が閉まり開園時間外は入れません |
休園日 | なし | 無し |
利用料金 | 無料 | 無料 |
ぶら旅メモ | 遊歩道のような公園 | 広々。木々と自然にあふれる公園 |
線路跡に出来た赤羽緑道公園
かつて赤羽駅の西に台地の上に向って延びる線路がありました
赤羽駅西口を出て道路に沿って北に歩くと師団坂があります。赤羽は明治以来、軍の工兵隊が配置され、兵器、軍装を担っていた地域でその名残です。
そこには戦後までそれら各施設を結ぶ「東京兵器補給廠線」という線路が存在していました。
その線路跡が赤羽緑道公園となっています。
補給廠線のあった軍都赤羽について地元の和菓子屋さんが記事にまとめています。
西が丘に向かうついでに歩こう
線路跡を主張するかのように歩道に二本線が引かれています。
線路跡なので横幅がなく遊具が置かれたスペースはありません。人気はなく寂しい雰囲気です。
周りの景色も住宅メインで特徴がなく本当に何にもないある種つまらない公園ですが、歩いた先に赤羽自然観察公園があり、赤羽スポーツの森公園競技場があり、西が丘サッカー場もあります。
それらを目的地としてのんびり歩いていると静けさ寂しさの中で心が穏やかになってきます。
ところどころにベンチがあるので座って放心したり一人考え事もできます。
赤羽駅から西が丘サッカー場はバス移動するとあっという間ですが、時間がある時はこの公園を歩いて向うのはありです。
雑然とした赤羽自然観察公園
いかにも赤羽らしい整然さとは無縁の公園です。ごった煮というか。
メインの自然保護地域は雑然としています。
手入れされている感がなくどこを観察すればいいのかも不明ですが、でも自然なんてそんな雑然としたものということかもしれません。
自然保護地域は遊歩道で囲まれていますが人はほとんどいません。
公園内に松澤家という旧家の家屋が移築されています。畳に上がり展示をみたりしながら縁側で休憩できます。
そして現代的な公園施設としてバーベキューやグラウンド(多目的広場)があります。そちらはかなり人出があり賑やかです。
ここを目的というよりは西が丘サッカー場やスポーツの森公園競技場に行くついでに訪問する感じの公園です。
赤羽駅西口から徒歩でアクセス
赤羽駅西口を出て線路高架沿いに北方向に歩きます。
商店が途切れてしばらくすると左手に先に延びている広めの歩道のようなものが見えます。そこが緑道公園の入り口です。
よく見ていないと見落としますよ。左方向をしっかり見ながら歩いてください。入口には看板があります。
赤羽駅から赤羽緑道公園入口まで徒歩9分、そこから自然観察公園まで徒歩20分程です。
寄り道情報
起点となる赤羽駅
赤羽駅西口が2つの公園への出発点となりますが、赤羽駅周辺のお店について記事にまとめています。
赤羽スポーツの森公園競技場と西が丘サッカー場
寄り道先というよりは公園の先の目的地になるスポットですが赤羽スポーツの森公園競技場は様々なアマチュアクラスの試合を観戦でき、西が丘サッカー場ではJリーグやアマチュアトップの試合を観戦できます。別記事にスタジアム情報をまとめています。
赤羽緑道公園の入口に入る前に赤羽八幡神社で参拝
赤羽駅西口から北上して公園入口に至りますが、更に直進して北方向に行くと赤羽八幡神社があります。
8の時を型取った印がおされる御朱印が人気で、赤羽民以外にも微妙に有名な神社です。
時間に余裕があれば参拝して御朱印を手に入れると吉です。
赤羽に過去に合ったもう一つの鉄道
赤羽の東には都電(路面電車)が走っていました。
現在も残る都電荒川線は三の輪から王子を経て早稲田まで運行していますが、かつては王子から赤羽に向けて走っていました。
王子から赤羽の区間は1972年に廃止され、そのルートは地上は都営バス王57系統、地下には東京メトロ南北線が走っています。
王子と赤羽の間に路面電車の遺構はないです都バスの北営業所があります。営業所も別に珍しくもないか。
コメント