関東における稲荷社の総社と称される王子稲荷神社と城北の小さな避暑地な名主の滝公園を紹介します。名主の滝公園は記事の後半になります。
近くには王子神社や飛鳥山公園もあって充実した街歩きができます。
住所 | 王子稲荷:東京都北区岸町1-12−26 名主の滝:東京都北区岸町1-15-25 |
アクセス | JR王子駅(都電荒川線、東京メトロ南北線) 徒歩9分 |
ぶら旅メモ | 住宅街の中にあるので買い出しは王子駅周辺で 王子駅徒歩2分の王子神社にも寄り道を |
関連リンク | 王子稲荷神社 歩きたくなる街東京都北区 名主の滝公園|東京都北区 |
関東稲荷総社の王子稲荷神社に参拝
由来は曖昧ながら江戸時代には格式ある神社となる
康平年中に征夷大将軍、源頼義により「関東稲荷総司」の称号を頂く。小田原北条氏についで、徳川将軍家代々の祈願所と定められてきた。
東京都神社庁サイトの王子稲荷神社紹介
現在の御社殿は文政5年(1822年)に11代将軍徳川家斉により寄進されたものです。
関東稲荷社の総社の格式を持ち、大晦日には稲荷の使いである狐がこの神社に初詣をするという言い伝えがあるとか。
そばにある王子神社と同様に徳川将軍家の祈願所でもありました。
幼稚園併設なので参拝は休日に
敷地内に幼稚園があり、その名もいなり幼稚園といいますが、平日は園児がいるので正門は閉まっています。
平日の参拝者は幼稚園の横の坂を上って西門から境内に入り、拝殿と社務所のあるこじんまりとしたスペースだけを観ることになります。
休日は落ち着いた雰囲気の中で鳥居や手水舎を通って拝殿に向かい参拝できて境内を隅々まで観れます。
名主の滝公園で避暑
王子稲荷神社の正門から2分歩けば名主の滝公園
王子稲荷神社に来たなら少し足を延ばして名主の滝公園も訪問を。神社よりも広々したエリアで水音を聴きながらリフレッシュできます。
その名のとおりこの地の名主が作った滝が中心を中心とする公園です。
広々とした林の中に滝と渓流があり涼しく静かな時を過ごせます。
ところどころベンチがあり座ってくつろげます。
池にはありきたりですが鴨がいて癒されます。
渓流の澄んだ空気と水音で夏でも涼しく感じる穴場の避暑スポットです。
江戸時代から都民が利用
現地には年季の入った大きな案内板があり公園の歴史が記されています。
名主の滝は、王子村の名主畑野家が、その屋敷内に滝を開き、茶を栽培して、一般の人々が利用できる避暑のための施設としたことにはじまるもので、名称もそれに由来しています。
現地案内板より
造営時期は不明ながら嘉永3年(1850年)の安藤広重の「絵本江戸土産」に公園の姿が描かれています。
昭和13年頃には精養軒が所有しプールが設置されていて賑やかな場所だった時期もあります。
戦後は東京都が購入して都市公園となり、現在は北区に移管されて静かに佇んでいます。
男滝が流れるのは10時から16時
入場は無料です。
開園は普段は9時から17時、7月15日から9月15日は9時から18時です。年末年始は閉園されます。
但し、一番立派な男滝の稼働は10時から16時ですのでその時間帯に訪問してください。
月曜は滝や流れの清掃をしています。
王子駅から徒歩でアクセス
王子駅から人気のない道に入り込んですぐです
王子駅の西側に出て線路沿いに北上してください。歩いているとまず王子稲荷神社の正門、更に歩くと名主の滝の正門があります。王子駅から徒歩9分です。
歩き始めてすぐに住宅街に入るので買い出しは王子駅の周辺でどうぞ。
寄り道情報
王子神社と王子稲荷神社と名主の滝公園で1~2時間
王子駅をスタートして高台の王子神社の境内を散策して、駅に戻って王子稲荷神社と名主の滝公園を巡ると2時間程度になります。
1時間で巡るとかなり駆け足かな。
飛鳥山に登ってみてはいかが
王子駅の南西側には飛鳥山があります。
標高25mのただの丘ですが頂上は桜を初めとする木々と小径が整備された四季折々楽しめる公園になっています。
あすかパークレールというモノレール(無料!)で麓から頂上まで登れます。
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