佃島住吉神社(東京都中央区)東京湾の海上安全を見護る

佃島住吉神社神社・寺院

月島の隣り佃にある埋立地一帯の鎮守です。拝殿の背後には堀を挟んでタワーマンション群リバーシティが立ち並びます。リバーシティの周りは中央区立佃公園になっていて、穏やかな天気の休日に参拝し佃公園を散策すると心が落ち着きます。

住所東京都中央区佃1-1-14
アクセス月島(東京メトロ有楽町線、都営大江戸線)から徒歩5分
ぶら旅メモリバーシティと中央区の街並、月島と晴海のマンション群を眺める
住吉水門と亀島川水門もチェック
関連リンク住吉神社公式サイト

埋立地から東京湾を見護る氏神

拝殿の背後にはタワマン群

佃島住吉神社拝殿

月島駅からごちゃごちゃした路地を抜けていくとコンパクトな境内があり神明造の拝殿があります。

境内には社務所、手水舎、拝殿が距離を置かずに配置され参拝して鳥居に戻るまで10分かかりません。境内には特に見所はありませんが拝殿横の神楽庫は窓から中を覗いておきましょう。金キラの神輿が保管されています。

ここでちょっと面白いのは拝殿の後ろにタワーマンションが並んでいるところ。いかにも東京都中央区って感じです。

そのタワマンは堀を挟んだ石川島にあります。石川島には造船所から発展したIHI(石川島播磨重工業)の工場がありましたが、1990年代にリバーシティ21として再開発が行われました。

大阪の佃から来た漁師と神職の住む地

ちょっと御由緒をば。

佃島は東京湾の埋立地ですが、戦国時代末期、徳川家康の関東転封の際に家康と縁のあった大阪佃の漁師と神職が築島したものです。その中に社地を設けて正保3年(1646年)に住吉神社として創建されています。

同時に石川島も築島されて、その後に月島もできて、住吉神社はそれら埋立地一帯の氏神として、東京湾の海上交通も見護っています。

佃島の人々を護る住吉水門

住吉水門
住吉水門

鳥居を出て真っ直ぐ歩くと住吉水門があります。その右手には石川島灯台があります。

住吉水門は高潮や津波時に閉鎖して佃島の住民を護るためのものです。石川島灯台は現在は単なる飾りです。

東京の中央の公園で穏やかな休日を

佃公園で運河やリバーシティを眺めてまったり

中央区立佃公園
佃公園とリバーシティ

住吉水門の横の歩行者用の小さな橋を渡ると佃公園です。佃公園はリバーシティを囲み石川島の海岸線に沿う形であります。東京湾の向こうには中央区の中央が見えます。

休日の佃公園は穏やかでタワマン住民がのんびりと過ごしているので一緒にのんびりすると心が落ち着きます。

月島駅を出発して参拝して佃公園を歩いて1時間ちょっとのリフレッシュタイムになります。

中央区ウォーターフロント
佃公園から中央区ウォーターフロント

隅田川の中央大橋から東京スカイツリーをのんびり眺める

佃公園まで来たら、隅田川に架かる中央大橋を渡り八丁堀駅に向かうのが、駅に出る最短ルートになります。

中央大橋では左手に月島と晴海のタワマン群、右手に東京スカイツリーがドーンと見えます。橋を渡った後、八丁堀駅に行くルートを少し遠回りにすると亀島川水門に寄ることもできます。

隅田川中央大橋から月島タワマン群
中央大橋から月島と晴海のタワマン群

月島駅から徒歩でアクセス

月島駅を降りて大事なのは出口を間違わないこと。6番出口が最寄です。反対側に出てしまうとどえらくタイムロスします。

神社には駐車場はありません。佃島は狭い土地に建物と細い道路でキツキツですので。

寄り道情報

亀島川水門

亀島川水門

別におもしろスポットではありませんが、中央区民の安全を護る重要な水門です。高潮や津波発生時には15m×2枚の鋼鉄製のゲートがバシッと閉まって付近の浸水を防ぎます。

普段は片方だけ開いていて特に動きは無いわけですが海とか川とかが好きなら必見です。

中央大橋から八丁堀駅まではビルばっかりなのでここで一息入れるってことで。

月島といえばもんじゃ

旅といえば食い物という方は「もんじゃストリート」へどうぞ。

住吉神社で参拝後に月島駅方面に戻ると辿り着けます。食って腹一杯になって月島駅から帰るってことで。

ただまぁ、一人旅でもんじゃの店に入ってもおもしろくないと思う。あれは何人かで適当に食べるものなので。

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