下町の路地にある小さな神社です。強運の神様かちょっと拝んでくるか、と気楽に行くと多分びっくります。参拝者が行列を成しています。
私もそうですが、皆、運が欲しいのね。
住所 | 東京都中央区日本橋小網町16-23 |
アクセス | 人形町駅(東京メトロ日比谷線、都営浅草線)から徒歩5分 |
ぶら旅メモ | 人形町をぶらぶらした後に参拝して日本橋を渡り東京駅まで歩く |
関連リンク | 小網神社オフィシャルサイト |
小さい境内に群がりつつ参拝
道路から見えるけやきの社殿と神楽殿
有名神社の建物は奥まったところにひっそりとあるものですが、小網神社は路地の角にこじんまりとあって社殿から何から周りの道路からばっちり見えます。境内は入口の鳥居から拝殿前まで10mもない狭さです。
そんな小さな神社なのか大したことないなと言うなかれ、社殿と神楽殿は昭和4年(1929年)に造営された総けやき造のもので、道路からチラッと見るだけでも何だか凄そうと感じさせる落ち着いた風格が備わっています。
見所は龍と五角形とそれから
参道を進み拝殿の屋根を見上げると木彫りの龍が飾られています。昇り龍と降り龍の二体一対で「強運厄除の龍」と伝えられています。
横を向いて神楽殿を見ると何かがおかしい。よく見ると建物の角が直角になっていません。四角形ではなく五角形で造られています。何故そうなっているかはわかりません。
参道に意識を戻してふと足下をみると福禄寿様の小さい像が。横に小さな賽銭箱もあるので見つけてしまったらお賽銭を入れましょう。
最後の見所は社務所の前にある弁財天様。これも小さな像ですが、そこから流れる水で小銭を清めると財運が授かるとか。その水場は銭洗いの井と呼ぶれています。
世の中は強運を求めるギャンブラーばかり
小網神社の神様はとてつもない強運の持ち主とのこと。
昭和20年(1945年)の東京大空襲では境内の中だけでなく頼ってきた周りの住民もまとめて守りました。それだけでなくそれはもう色々強運らしく、その辺は公式サイトの御由緒が詳しいです。
そんな強運を分けてもらおうと参拝者が続々と集ってきます。結構な人数が集まり境内から溢れて警備員さんが行列整理をする位です。
公営ギャンブラーとしては行列なんかに負けるものかと意地でも並んで参拝しましょう。龍を拝むのも忘れずに。
ここで強運を身に付けて、一陽来復の穴八幡宮で金運も得ればもはや負けはない。多分。
今の姿になったのは明治初期
少しだけ御由緒話。
祀られたのは室町時代からとされていますが、明治初期の神仏分離令の際に小網村の氏神様として小網神社と名付けられ現在地に鎮座しました。
以来、小網や人形町の住民に崇敬されています。
人形町駅から徒歩でアクセス
人形町駅(東京メトロ日比谷線、都営浅草線)からすぐです。一番近い出口からなら徒歩3分かかりません。
駅を出て西に向かいますが、大きな通りから奥に入ったロケーションで周りに木立といった目印もないので地図を見ずに歩くと迷うかもしれません。少し歩いて見つからない時はスマホで地図のチェックを。
水天宮駅(東京メトロ半蔵門線)からも徒歩10分と近いです。
駐車場はないです、というか通路、社殿、神楽殿、社務所だけで境内一杯一杯です。
寄り道情報
東京下町八福神仲間の水天宮へ
小網神社は東京下町八福神の一つに数えられます。
東京下町八福神は広い範囲にバラけていて小網神社から歩いて巡れるのは水天宮だけですが、ビジネスビル2階に鎮座する水天宮もまた見所一杯です。
小網神社と水天宮以外の東京下町八福神となると住吉神社や下谷神社になりますが巡るには電車が必要です。関心があるようでしたら「東京下町八福神」のタブからどうぞ。
コメント