日本屈指の観光地といえば京都。その出発点となる京都駅はメトロポリスな雰囲気が一杯です。気楽な一人旅ならまずは駅をぶらぶらしてみるのもあり。ちょっとしたウォーキングになります。
ついでに駅前の京都タワーのお話も少し書いておきます。
住所 | 京都府京都市下京区東塩小路釜殿町 |
アクセス | 京都駅(JR東海道線、東海道新幹線)から徒歩0分 |
ぶら旅メモ | 中央改札から出るべし。いきなりの凄さに感動 |
関連リンク | 京都駅ビル公式サイト |
大階段を上って
頂上には緑あるテラス
京都駅は構内も結構広いですが、中央改札口を出て進むと巨大な吹き抜けと周りに張り巡らされた構造物に感動します。
吹き抜けの左右には遙か高くまで続く階段が立ち上がっています。その名も大階段。そのまんまです。
左の方が高いのでそちらを上ると頂上までビル10階以上の高さがあるので結構へばるかも。
頂上には緑のある休憩スペースがあります。周りの景色を見るもよし、階段を見下すもよしで登頂の満足感に浸りましょう。
空中径路を颯爽と歩く
頂上から少し下がったところに反対側の階段頂上まで繋がるサイバーちっくな通路があります。
吹き抜けの最上部を渡っていくスチールとガラスに囲まれた空中径路になります。途中々々に横の建物の閉ざされたドアにつながる分岐もある姿は秘密の研究施設の通路のよう。
マッドな研究員になったつもりで反対側まで颯爽と歩きましょう。わざわざ歩く人はほとんどいないので実に寂しい空間ですが。
反対側の階段の頂上に着くとちょっとした休憩スペースがあります。
京都駅ナカの秘境、南遊歩道
締めは南広場と南遊歩道。駅に遊歩道があります。
そんな珍しい遊歩道に観光客が鈴なり、ってことは全然なく、観光客どころか地元民も全くいない荒涼としたエリアです。
南遊歩道は3階の高さにあります。駅ビルの南の外側に東西に伸びている言うなればただの通路です。
遊歩道なんじゃないのと突っ込まないで下さい。ただの長い通路ですが周りの景色が見えるので遊歩道ってことで。
南遊歩道をとぼとぼと歩き、南広場でじんわりと佇む。何が楽しいのかと言われると別に楽しくないけど一人旅ゆえに行けるマイナースポットです。
変なところに行きたい人におすすめします。
高いところ好きに京都タワー
京都人には不評なのかも
京都タワーの完成は昭和39年(1964年)。高さは131mです。
ステレオタイプな京都人のイメージと言えばいけず。
そんな京都人のど真ん中にタワーが立つので建設時は大いに揉めたとか。激しい論争があったという記録がネット上にあります。そして昭和47年(1972年)には京都市景観条例が施行されました。
ごく普通の都市の姿を眺める
ということで京都人の前では話題にしない方がよい京都タワーですが、人目を気にしない一人旅ならば高いところがあれば上りたくなりますね。
東西南北(南は京都駅)を眺めてみると京都といえど中心地は普通の灰色っぽいゴチャゴチャした都会なんだなと思うことでしょう。
双眼鏡で遠くを見ると清水寺や東寺も見られる(らしい)。
東海道新幹線でアクセス
東京から安く移動するならぷらっとこだま
東海道新幹線にはマニアックなお得きっぷ「ぷらっとこだま」があります。
このきっぷはこだまの指定席しか利用できず、途中駅毎にのぞみの通過待ちをするので東京から京都まで3時間半以上かかります。
普通の人は一度やったら「もうええわ」となってしまう乗車時間ですが、安さと秘かな特典から時間に融通が利く一人旅派には有益なきっぷになっています。
ぷらっとこだまの料金は東京-京都間で通常期は10,600円、繁忙期は12,000円です。特典としてJR東海の売店でペットボトルか缶ビールを1本もらえます。そして秘かな特典としてグリーン車に+1500円で乗れます。
グリーン車に乗ってビールを飲みながら移動すれば気分はエグゼクティブです。
きっぷの受け取り場所がJR東海の発売機に限られるとか、新幹線改札口からしか入場できないとか思わぬ罠がありますので初めて利用する時はご注意を。
東京からのぞみ
普通にのぞみで移動する場合は2時間16分で切符代は14,000円程になります。ありきたりな表現ですが速くて快適です。
有料駐車場はあるけども
京都駅ビルには1000台以上のキャパシティの駐車場がありますが、地元民向けで観光での利用はおすすめしません。建物が密集している京都駅周りでの出入りは面倒です。
寄り道情報
少し行けば観光地だらけ
京都の観光地案内はこの記事では省きます。検索すればいくらでも素晴らしい記事が見つかるので。
自分で訪問したことのある観光地はいずれ記事にしようと思います。
サポーターは西へ、ギャンブラーは南へ
京都サンガのホームであるサンガスタジアムは京都駅で嵯峨野線(山陰本線)に乗り換えて亀岡駅で下車してすぐです。
京都の公営競技場は京都向日町競輪と京都競馬場。いずれも京都駅から離れた南に位置しています。
京都向日町競輪は京都駅で京都線(東海道線)に乗り換えて向日町駅で下車して徒歩20分。京都市内を観光して阪急京都線の駅が近いなら阪急で南下して東向日駅で下車して徒歩15分です。両駅から無料ファンバスの運行もあります。
京都向日町競輪の特徴といえば施設が古いこととゲートの挨拶が「いらっしゃいませ」ではなく「おこしやす」なこと。車券検討の何に足しにもならない情報ですが。
京都競馬場への移動ルートは各種ありますが、京都駅から徒歩で鴨川を越えて京阪本線七条駅に行き京阪電車に乗って淀駅で下りるルートが京都の街中を歩けてお得感があります。京都駅から七条駅までは徒歩20分、淀駅から競馬場はすぐ目の前です。
1泊2日で京都観光&Jリーグ観戦(or公営競技観覧)と渡り歩けば時代の古今を感じられます。
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