貴重な懸垂式です。車両がレールにぶら下がって移動するので空中を散歩している気分を味わえます。タイヤがゴム製で静かにグイグイ加速するのも相まって実に気持ちが良い乗り物になっています。
千葉駅の近くに行ったら乗る用事がなくてもぜひ乗ってほしい。
| 住所 | 千葉県千葉市中央区新千葉1-1（千葉駅） |
| アクセス | 千葉駅（JR総武線）か千葉みなと駅（JR京葉線）で乗り換え 京成電鉄なら京成千葉駅で乗り換え |
| ぶら旅メモ | 千葉公園駅で下車すると千葉競輪場がすぐ |
| 関連リンク | 千葉モノレール公式サイト |
懸垂式は乗って楽しいモノレール
空中で加速と勾配を味わう
モノレールにはレールに上に車両が乗っかる跨座式とレールに車両がぶら下がる懸垂式があります。
跨座式は高さがあって楽しめますが下はそれほど見えないのでスムーズで見晴らしのいい電車という風情になります。一方で懸垂式は下も含めて周りがよく見えて「浮いてる」感をばっちり楽しめる、これぞモノレールという味わいのものになります。
千葉モノレールはそんな懸垂式です。
さらに更に千葉モノレールのポイントはタイヤがゴム製であること。ゴム製で何が良いかと言えば静かであること。そして加速が良い。
さあ楽しんでくれと言わんばかりの高さとカーブと勾配のあるレール。そのレールの下の空中でグイグイと加速してアップダウンし淀みなくグィーンと曲がる。実に楽しいです。本当に。
楽しくてもはしゃいではいけない
近くのモノレールでは王者東京モノレールは遠方から羽田に降り立った乗客がたいさんいて何か浮ついています。千葉モノレールに一番近いディズニーリゾートラインは乗客全員が浮ついています。いずれも乗りながら写真を撮ったりしても恥ずかしくありません。
一方、千葉モノレールでは通勤通学や買い物の人ばかりで生活感が充満しています。
折角の懸垂式なんだけどはしゃいだりデジカメを構えたりしにくい。残念ながら。
盛り上がる気持ちをぐっと抑えて静かに楽しみましょう。
ちなみに特に楽しいのは千葉みなと駅から千葉公園駅の区間。
千葉みなと駅から千葉駅までは幹線道路の上空をクネクネと駆けます。千葉駅を出ると1号線と2号線のレールの束が分岐する中を突き抜け、その先の勾配を飛ぶように滑り下りると千葉公園駅に到着します。
千葉モノレールと言えばアニメコラボ
今時どこでもアニメコラボしていますがグッズを揃えて丁寧に告知されるのが好印象です。例えば2022年3月で終了しましたが初音ミクコラボの告知はこちら。
アニメファンは千葉に行く際はコラボしてないか要チェックです。
1人でも貸し切れる
公式サイトの貸切列車案内に書かれています。
いや1人で貸し切りはさすがに無理があるでしょう。
あなたの会社の商品展示会や説明会の会場にいかがでしょうか！
いやいや空中移動で気が散りまくる状況でプレゼンしてもうまくいかないでしょう。
そんな突っ込めと言わんばかりの貸切列車案内ですが、一応価格を書いておくと最大40名で340円区間内であれば片道1万2千円。ダイヤ作成の都合上、1ヶ月前までに申し込む必要あり。
電車で行って乗り換えてアクセス
王道はJRで行って乗り換え
都心からJR京葉線で向かった時は千葉みなと駅で千葉モノレールに乗り換えられます。JR総武線で向かうなら千葉駅での乗り換えになります。
モノレールを楽しむ観点では千葉みなと駅からの乗車がおすすめです。
京成千葉駅でも乗り換えられる
京成千葉線に乗れば京成千葉駅でモノレールに乗り換えできます。
千葉線は駅も多いし遅いので移動手段としておすすめしにくいです。
寄り道情報
千葉公園駅には千葉公園と千葉競輪場
千葉公園の端っこに位置していた千葉競輪場は「TIPSTARドーム千葉」というかっこいい名前になって独特のスタイルの自転車競技PIST6を開催しています。
千葉駅から千葉モノレールに乗って1つ隣が千葉公園駅です。駅を出て徒歩数分でドームに到着します。千葉での車券勝負はモノレールに乗ってどうぞ。
蘇我駅までいけばフクアリ
千葉モノレールの始点、千葉みなと駅の隣は蘇我駅です。千葉駅からJR外房線に乗る場合は2駅で蘇我駅に到着します。
蘇我駅にはジェフ千葉のホームであるフクダ電子アリーナがあります。蘇我駅からフクダ電子アリーナまで徒歩15分程度です。
ジェフ千葉のJリーグの試合を観戦する際に少し足を延ばして千葉モノレールに乗ってみるのはありです。ちょっと面倒くさいけどね。
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