千葉競輪場が改修されてドーム型スタジアム「千葉JPFドーム」に姿を変えました。ネーミングライツで「TIPSTAR DOME CHIBA」という名前も持っています。
開催されるのは競輪ではなく自転車競技PIST6。この記事ではおっさんが集う競輪との違いを紹介します。とはいえ百聞は一見にしかず。ぜひ一度観覧をおすすめします。
住所 | 千葉県千葉市中央区弁天四丁目1-1 |
アクセス | 千葉公園駅(千葉モノレール)から徒歩5分 千葉駅(JR総武線)から徒歩20分 |
旅打ちメモ | こんなの競輪じゃないと思ったら千葉公園に退散 これはおもしろいと思ったらピザを食べながら更に勝負 |
関連リンク | PIST6公式サイト |
PIST6を観覧し投票してみよう
PIST6とは250mのバンクを6周する自転車レース
競輪とPIST6の共通点は自転車がバンクを駆けること。競輪と同じく単勝、2車単、3連単といった車券を買って勝負できます。
なんだ競輪と同じかと思ってしまうのは甘いです。これから違いを説明します。
TIPSTARドームは全席特観席
入場料金の違い
- 競輪の入場料は無料か高くても100円
- PIST6の入場料は2000円。たまに割引キャンペーンあり
PIST6は昼間のレースが6レース、夜間のレースが6レースの1日12レース開催されますが昼と夜で観客の入れ替えが行われます。昼と夜それぞれ2000円必要で通しで観覧するには4000円必要です。
凄い値段だなと感じますが、真新しく清潔なドームでどの席でも快適に観覧できるので入場料ではなく特観席代と考えれば高いわけでもない。..フリードリンクではないと考えるとやっぱり高いか。
座席はメイン、サイド、バックのいづれかをエリア指定することになりますが、スタートとゴールを目の前で見れるメインがおすすめです。サイドとバックは人が居なさすぎて居心地がイマイチです。
注意点は会場入口にチケット売り場がないこと。入場券はあらかじめPIST6公式サイトで購入する必要があります。購入前に会員登録が必要だったり少し面倒です。
ネットをせず入場券を購入できないオールド競輪ファンは入場できません。ネットをしない方はPIST6運営からぶっちぎられています。
なお、入場券は割引キャンペーンをやってることがあります。2000円が高いと思った方はたまに公式サイトを覗いてキャンペーン期間を狙ってください。
予想と投票はスマホで
予想と投票方法の違い
- 競輪は出走表や予想誌を手にマークシートを記入して投票
- PIST6はスマホで出走票をチェックして投票
PIST6はネットでしか投票できません。ドームに入場していてもTIPSTARのスマホアプリか公式サイトから投票することになります。
スマホが面倒と思っても穴場にマークシートを突っ込んで購入することはできません。穴場もマークシートもTIPSTARドームには存在しないので。
場内には出走表、予想紙、オッズ板もありません。オッズモニターは申し訳程度に数カ所あります。
出走表はPIST6情報サイトでチェックして予想することになります。
ガラケー携帯のオールド競輪ファンは予想も投票もできません。スマホ無しの方はPIST6運営から完全にちぎられています。
スマホでの予想と投票ということで場内はフリーWifi環境が整っています。その辺は抜かりなしです。
グルメはピザとビール
場内環境の違い
- 競輪はB級の軽食。酒を売ってない施設もある
- PIST6はピザにホットドッグにビール。精算はキャッシュレス
PIST6にはオシャレなピザ屋「ORANGE & PIZZA」とシックなバー「TIPSTAR BAR」があります。TIPSTAR BARは3階でお酒を片手にバンクを眺められます。
座席では一般の競輪場には居そうにないフレッシュな面々がピザを食べていたりします。競輪場とは雰囲気が違います。
なお、各種精算はキャッシュレスで電子マネーかクレカが必要です。
バンク中央部でソファに座ってダンス鑑賞
ここまで読んで行く気が失せたかもしれません。しかし、PIST6ならではの良いところもあります。
PIST6の良いところ
- 基本的に土日開催
- 6車立てなので当てやすい
- 清潔な座席から木製バンクを落ち着いて眺められる
- レースの合間はレーザー&ダンスショー
- バンク中央部にソファがありくつろげる
基本的に開催は土日で昼の12時半頃から夜20時半頃までレースが開催されます。出掛けやすくすることで新規の自転車競技ファンの獲得を目指しているのでしょう。
6車立てなのでボートレース並みに的中させやすい。ラインは組まないことになっていて実力で予想すれば良いのですが、それゆえ実力差があるレースは猛烈な鉄板オッズになります。
バンクが木製なのも良いところ。温かみがあって距離感が近いです。予想誌やマークシートが座席に散乱していることもなく施設内が清潔に保たれていて落ち着いて観覧できます。
そしてレースの合間にはPIST6ダンサーズによるダンスショー。レーザーが飛び交う派手な演出でライブに来た感覚を味わえます。
バンクの中央が休憩スペースとして開放されていて、ソファがありフードトラックも配置されているのでくつろぎながらダンスショーを間近で観るという贅沢もできます。
PIST6の良いところをリストアップしてみました。
ネットでの入場券購入と投票というオールド公営ギャンブラーにとって高いハードルがありますが話のタネに1回は行ってみると良いと思います。
招待されたんだろうなと思える若い入場者を見て公営ファンが増えることを祈りましょう。
千葉公園駅か千葉駅からアクセス
千葉モノレールに乗って千葉公園駅へ
千葉駅から徒歩で20分の距離と普通に歩ける距離ですが、千葉都市モノレールに乗って千葉公園駅で降りれば徒歩3分で到着します。
千葉駅からも千葉公園駅からもルートにアップダウンはなく軽く歩けます。
珍しい懸垂式で空中を加速して舞う千葉都市モノレールをPIST6のついでに乗車することをおすすめします。
無料駐車場が250台分
PIST6は始まったばかりで観客がかなり少ないので無料駐車場に停められます。将来は250台分だけだとあぶれることになるかも。
寄り道情報と買い出し情報
買い出しは千葉駅にて
千葉公園の隅にあって公園を散策できますが公園には売店の類いは全くありません。買い出しは千葉駅にてどうぞ。千葉公園は入園無料でのんびりできて負けた場合に心を癒やす場になります。
中山競馬場からはしご
土日開催ということでJRAとのはしごが可能です。
PIST6側が夜20時半までやっているので中山競馬場で勝負してからPIST6へはしごする流れになります。公営競技場のはしごはそれはもう軍資金がたくさん必要ですよ。
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