甲府駅前で美しく整備されている甲府城跡を紹介します。築城当時の石垣が残る他、丁寧に復元されて新築のような門と櫓があって電車待ちの時間調整をするのに丁度良いスポットになっています。
住所(石浜神社) | 山梨県甲府市丸の内1-5-4 |
アクセス | 甲府駅(JR中央線)から徒歩3分 |
ぶら旅メモ | 縄張りを散歩してほうとうを食べてヴァンフォーレ甲府の試合を観戦 |
関連リンク | 甲府城公式サイト |
平地を見晴らせる天守台と稲荷櫓に登城
線路の北の山手御門を観て中に入る
甲府城跡は中央線を挟んで南北に分かれています。
北側の甲府市歴史公園エリアには山手門と山手渡櫓門という2つの復元された門があります。
山手渡櫓門は中が開放されていて発掘品や歴史資料が展示されています。山手渡櫓門は入場無料で開放時間は9時~17時です。月曜は休館日です。
まずは歴史公園で門をしっかり観てください。
線路の南の天守台と稲荷櫓に登る
南側は舞鶴城公園というエリアで天守台とその奥に復元された稲荷櫓があります。
天守台に登ってみましょう。かなりの高さの石垣の上にあり東西南北全ての見晴らしが意外と良いです。石垣は野面積みでバラバラの石がキレイに組み合わされています。石垣も是非じっと見てください。
奥の稲荷櫓は中に入れます。こちらの見晴らしもそれなりにいい感じです。稲荷櫓は入場無料で開放時間は9時~16時半になります。月曜は休館日です。
公園は常時開放
山手渡櫓門と稲荷櫓の中は開放時間が定められていますが公園自体は常時中に入れます。夕方に着いてもまったり散歩できます。
歴史的にもの凄いものはありませんが櫓や門の中に入ったり天守台で見晴らしたりで気楽にぶらぶらと訪れるには丁度いい雰囲気の城跡です。
甲府駅に行く用事があったら電車の時間をずらして訪問することをおすすめします。
秀吉の命で築城された別名舞鶴城
歴史の話を少しだけ。
甲斐といえば武田。甲府城の北方にその拠点武田氏館があります。
甲府城は武田氏の滅亡後に豊臣秀吉の家臣が主君の命により関東に睨みを利かすべく築城しました。
関東には家康がいましたからしっかりとした城で防御しつつ見張らないといけません。まぁ、家康を見張るはめになったのは秀吉が領土として関東を与えたからで、結局、関ヶ原の戦いの後は家康の家臣のお城になってしまいます。
別名である舞鶴城の由来は城郭の形から来ています。
舞鶴城とは白壁が重なり合うその優雅な姿から「鶴が羽根を広げたような城郭」という意味で呼ばれた、甲府城の別名の1つです。
舞鶴城公園|甲府観光ナビ
甲府駅から徒歩でアクセス
甲府駅の北と南。甲府市歴史公園と舞鶴城公園はいずれも甲府駅から徒歩5分もかかりません。
公園の駐車場はバスや身体障害者用で一般の方は駐車できず、街中の駐車場を探すことになります。
東京から向かうならJR中央線の特急あずさで甲府駅で降りて駅から歩きましょう。
寄り道情報
甲府駅前で腹ごしらえをして小瀬スポーツ公園へ
甲府城だけでは旅の目的としてちょっと弱いので小瀬スポーツ公園陸上競技場でのヴァンフォーレ甲府の試合をセットにするといいかも。
甲府駅から陸上競技場まではシャトルバスが出ているので甲府駅前でほうとうか何かを食べてお腹を満たしつつ時間調整してバスに乗れば時間を持て余すことがありません。
歴史繋がりで武田氏館
山梨の百名城といえば甲府城と武田氏館です。
武田氏館はお城というよりは公園というか神社というかそういうスペースです。甲府駅から北に真っ直ぐ3kmの距離にあります。
往復6km歩くと疲れるので甲府駅北口と武田氏館(武田神社)を結ぶ山梨交通の路線バスを利用すると便利です。片道15分程で料金は190円。山梨交通はsuicaを利用できます。
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