神保町散歩(東京都千代田区)古書店街から学生街へ戻りつつある街並を巡る

矢口書店街角

学生が集まりやがて新旧の専門書を扱う書店の街へ発展した神保町。今はネットの発達で書店が店じまいして学生向けの飲食や生活雑貨の店に入れ替わりつつあります。

そんな神保町をお散歩する記事です。

住所東京都千代田区神田神保町
アクセス神保町駅(都営三田線、都営新宿線、東京メトロ半蔵門線)から徒歩1分
ぶら旅メモ神保町交差点を中心に東西南北に歩く
最後はさぼうるかボンディで食事を

神保町交差点の岩波ホール前から散歩スタート

交差点と目立たない岩波ホール

神保町交差点は南北に白山通り、東西に靖国通りが交差しています。

南西の角に三菱UFJ銀行やSUIT SELECTが入る10階建ての岩波神保町ビルがあり、その最上階が岩波ホールです。目立たない存在ですが歴史あるミニシアターです。

10階まで上がると映画を観たくなるので、1階入口のポスターを眺めるだけにして散歩開始です。

神保町交差点
神保町交差点のガードレールには本

南の竹橋方面に向かうと昔の学生街の名残り

岩波神保町ビルの南隣りは救世軍本営も入居する有斐閣です。その南には集英社と小学館が並んでいます。集英社の裏手には岩波書店の本部。

普通のオフィスビル群ですが大衆から意識高い系までカバーする日本出版界の中心地になります。

その先は大学のキャンパスを経て東京メトロ竹橋駅ですが、小学館の対面にチェックすべきモニュメントがあります。

日本野球発祥の地

「日本野球発祥の地」のモニュメントです。学士会館の隅のスペースにあります。

巨人の星のOP(古くてすみません)を思い出させるボールを握った手の像が飾られています。

明治初頭、東京大学の前身の学校がこの地にあり米国人教師ホーレス・ウィルソンが学生に野球を指導したのが日本の野球のはじまりとの話。

神保町は明治には学生街になっていてカルチャーの発信源だった証になります。

靖国通りを西に向かうと神田古書センターと芳賀書店

神田古書センター

神保町交差点から西に歩くと古書店街のランドマーク、神田古書センターの前に来ます。

センターには古書店が複数入居しています。EPやLPレコードを買っていた世代は最上階の富士レコードで感傷に浸れます。

神田古書センターの西側にある3階建ての年代物の建物(アイキャッチ画像の建物)は大正時代創業の矢口書店と古賀書店です。

矢口書店には映画関係の貴重な品が並びます。

芳賀書店

更に歩くと地下鉄入口の横にエロ紳士なら誰しも名前を知っている芳賀書店があります。

一時は神保町で書店を凌く勢いだったアダルトビデオショップはネットの発達でほぼ消滅し、筆頭的存在だった芳賀書店も今ではここしか残っていません。

北の水道橋駅までの通りは現代の学生街

神保町交差点から白山通りを歩いて北に向かいます。

この通りでもアダルトビデオショップがほぼ消えて古書店もじわじわと消えつつあります。

空いたスペースには飲食店と生活必需品のお店が入居して今は付近の大学キャンパスの学生が食べて買い物するエリアに変貌しています。

やよい軒や神保町食肉センターといったお腹一杯になれる飲食店が揃い、100円ショップやQBハウスもあります。

靖国通りを東へ歩いて書泉グランデからブックマート跡地へ

書泉グランデ

神保町交差点から靖国通りを東へ歩くと書泉グランデがあります。鉄道、アイドルその他諸々のオタク趣味のディープな新刊を置いています。

更に歩くと三省堂の風格漂う建物。

三省堂を通りすぎて道なりにカーブするとABCマートがありますがそこに以前は書泉ブックマートがありました。

アイドル、アニメを担った書泉ブックマートは閉店しました。

この東側の通りも飲食店が増えています。

すずらん通りに入り神保町交差点方面へ戻る

ABCマートと三省堂の間に神田すずらん通りがあります。すずらん通りにはまだ多くの書店が残り、この通りを歩いて神保町交差点に戻ります。

ABCマートから少し歩くと東京堂書店が見えてきます。

東京堂書店

カフェを併設する新鋭書店に見えますが明治23年創業で100年以上の歴史があります。

時代に合わせて進化し繁盛を続けるお店のモデルといえます。向かいのオシャレな建物にはダイソーが入居し現代チックな街並を構成しています。

神保町交差点が近づくとビルの2階に荒魂書店が見えます。

荒魂書店と八幡山のカルチャーステーションはアイドルもの古本屋の双璧ですが、アイドルが地下だったりローカルな活動に分散して書籍販売のウエイトは落ちているので厳しい状況かもしれません。

散歩の後は飯

神保町には山ほど飲食店がありますが散歩後の食事に合ったお店を3つ紹介しておきます。

欧風カレー
ボンディ
芋が付いてくる欧風カレー
神保町交差点から徒歩1分。神田古書センター2階。入口はビル裏
年中無休。営業時間11:00~22:00(まん防期間は20:00まで)
三幸園街中華。日替わりでも麺でも炒飯でも何でも
神保町交差点から徒歩1分。岩波ホールの向かい。目立つ看板あり
土曜定休日。営業時間11:00~26:00(まん防期間は20:00まで)
さぼうる古き良き喫茶。お好きな軽食を
神保町交差点から徒歩1分。交差点の廣文館書店横の細い道
日祝定休日。営業時間9:30~23:00(まん防期間は短縮)
欧風カレーボンディの開店時の行列
ボンディの入口は古書センターの裏。休日の開店時は行列

神保町の昔と将来

神保さんという旗本が昔住んでいました

明治に学生街となった頃から書きましたが、更に昔の話は神保町交差点の北東コーナーの案内板に書かれています。

関東大震災の区画整理の際に西神田一丁目と神保町一丁目に町名が変わりました。神保町という町名は江戸時代に神保長治という旗本が住んだことに由来しています。

千代田区による現地案内板より

その昔は猿楽町と呼ばれていたとか、それは何故かとか案内板に書かれていますので関心があれば散歩の際に足を止めて読んでみてください。

ネットが発達しても生き残るリアル店舗は

古本、アダルトビデオ、アイドル書籍などはネットで探す方が効率的で街角から消えつつある様子が神保町ではっきりと見てとれます。

空いた店舗には飲食店や雑貨屋のお店が入っています。

趣味の世界はネットに移行し、衣食住はまだリアル店舗が中心という姿ですが、コロナで食のデリバリーが拡大していて衣食住の世界も安穏とはしていられない状況です。

神保町には大学キャンパスが複数あり学生が集まる街であることは変わりません。

そこに集まった学生たちがネットとリアルの買い物をどう使い分けるのか、それによって神保町の街並は変貌し続けると想像されます。

紹介したスポットのまとめマップ

神保町駅は東京メトロと都営地下鉄が合流する駅なので都心のどこからでもアクセスできます。

JRの最寄駅は中央線の御茶ノ水駅と水道橋駅です。駅から徒歩10分で神保町交差点です。

スポーツ用品店や楽器店に寄り道

御茶ノ水のスポーツ用品店街

黒沢楽器とゼビオ

三省堂のカーブの交差点に黒沢楽器店とスーパースポーツゼビオがあります。

ゼビオ側に進むとヴィクトリアなどスポーツ用品店が並ぶ通りになります。

スポーツ用品店は見て楽しむ感じではありませんが、散歩ついでにシューズなど見てみようかと思ったら是非どうぞ。

御茶ノ水の楽器店街

御茶ノ水楽器街

三省堂のカーブの交差点を黒沢楽器店側に進むと楽器店街があります。カーブから5分程歩きます。

ギター、ドラム、何故かウクレレ専門店なんて店があります。ショーケースや売り場に楽器が並ぶ様は派手で見ていて楽しいです。

その先にJR御茶ノ水駅があるので帰り道に寄り道できます。

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